はばたきの日 成人式のファミリーフォト

わたしは家ではスリッパ履かない派。 

でも冬ばっかりは寒さ対策で履いているのですが、慣れないもんでいつのまにか脱いじゃって、脱いだ場所を忘れちゃう。 

そんでもって家中裸足で探し回るもんだから、すっかり足は冷え、スリッパの意味を見失うのです。 

スリッパのありかをアラーム音でお知らせしてくらるシステムとかあったらなあ〜と最近はそんなことばっかり考えてます。 


さて、今回は成人式のファミリーフォト撮影のご紹介です。

撮影日は1月中旬でしたが、上着なしでもいけるほどポカポカな撮影日和。

式典前に近くの公園でファミリーフォトを撮影しました。

知的障害をもっており、慣れないことが苦手な彼女。

はたして袴を着てくれるだろうか?とお母さんとちょっぴりソワソワしながら迎えた当日。

公園に到着した彼女のこの素敵な袴姿!真っ赤な着物とてもよく似合っています。


最初は見知らぬ私が気になってご機嫌斜め気味だったのですが、そのうちぴょんぴょん跳ねながらすごく楽しそうな様子。

ん?何をやっているのかな?とハテナ?だったのですが、「地面に映る自分の影で遊ん出るんです。」とお母さん。

絵を描くのが趣味だという彼女。やっぱり芸術家なんだな〜。

彼女の楽しそうな姿を見ていたら、私も嬉しくなっちゃって、一緒になって公園を駆け回り汗だく(笑)

こちらの写真は、アルバムの表紙に選んでいただいたもの。

「こんなに屈託無く笑っている写真、大きくなってからあんまりなくて」との理由からこちらの写真になりました。


遊具をおしてみたり、座ってみたり、一つ一つチェックする。

緊張が解けたどころか、このハイテンション!
お父さんの「ここに座ってみたら?」の提案も完全に無視するほどひとり遊びに熱中してます。

こちらの髪飾りは、お母さんが直前まで悩んで決めた一品。

鮮やかなイエローが、彼女の明るい性格にぴったりはまってますよね。

ああ素敵な笑顔。幸せ〜。

家族って、20年も一緒にいると笑顔が自然と似てくるものなのだなあ。

公園でたっぷり遊んで、いざ式典へ。
式典開始前、たくさんの人が「きれいねー!」と声をかけてくれます。
ところが、その普段とは違う雰囲気を察知してか、気持ちが落ち着かなくなってしまった。


お父さんはそんな彼女の手を引いて館内をお散歩。
お母さんはじっと入り口で座りながら待ちます。
「この先社会に出たら、みんなが娘のペースに合わせてくれるわけではないから。辛いだろうけど、こういう状況にも慣れてもらわないとね」とお母さん。
すごくすごく強くて優しい、娘への愛に溢れた言葉。

無事に式典も終わりました。

お父さんお母さんに挟まれて、とっても嬉しそう。

最後の最後、彼女の大好きなプリキュアの動画を見せて、笑顔を引き出そう作戦(笑)

結果満面の笑みとまではいかなかったわけですが、「プリキュア好き」な今の彼女の姿を残せたのでオーライです。


慣れない場所が苦手な彼女には写真館は難しいからと、お声をかけていただいた今回の撮影。

”出張撮影だからこそできること”を再発見できた撮影でもありました。


じっとしていることが難しいから、知らない環境は緊張してしまうから、外出が難しいから・・・。

いろんな理由で写真館での撮影が難しいこともあると思います。

でもそんな時こそ、写真を諦めずに、出張撮影にチャレンジしてみてほしいのです。

出張撮影は、どんな状況にも臨機応変に、そしてじっくりゆっくりペースを合わせながら撮影できます。


今年はハチグラフとしても、出張撮影だからできること!にもっと目を向けていきたいなと思っています。


最高の家族愛を見せていただき、ありがとうございました。

心がポカポカ温かい。


sakuma haruka

ファミリーフォト、七五三、ウエディングの出張撮影

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